エコチル調査とは ご挨拶 育児健康相談について Q&A お問い合わせ
 HOME   TOPICS 全体

メルマガ 子育て情報 「美談で済ませてはなりませぬ」

 今年はとにかく暑い日が続いています。新聞によれば、京都市の7月の平均気温は29.8度で過去最高となりました。
 そんな中、私の病院にも熱中症の子どもたちが救急車で運ばれてきています。今年は件数が格段に多く、状況も異様です。あえて日中を避けた朝7時半から9時半のサッカーの練習後、中学生が救急車で搬送入院。帰宅途中で力尽きて、傍の駐車場で倒れていたところを、偶然チームメートに発見されました。怖いなと思うのは、熱中症になった子どもたちは、直前までほとんど自覚症状はありませんでした。やはり、予防対策が大切です。家を出る前から、水分、塩分の補給を十分に行う必要があります。
 環境省のホームページに熱中症予防対策サイトがあります。(http://www.wbgt.env.go.jp/)その中で全国の暑さ指数(WBGT(湿球黒球温度))を毎日公表していますので、参考にしてみてください。暑さ指数28℃以上になると、熱中症患者が増加するそうです。
 今までの常識が通用しない状況が続いています。スポーツをする子どもたちは、健気に頑張ってしまうものです。皆さまの御配慮をお願いします。「大丈夫?」という声かけは大切ですが、子どもが「大丈夫!」と言っても自覚がないのであてには出来ません。高校野球で熱中症で倒れた外野手に、相手チームが手当を行ったというニュースがありましたが、美談で済ませてはなりませぬ。
(同志社大学赤ちゃん学研究センター・小児科医/渡部 基信)

 

20180820配信