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メルマガ・ほっとひと息「かぼちゃの種を蒔きました」

澄んだ空に秋を感じる季節となりました。
「お寺の和尚さんがかぼちゃの種を蒔きました」というわらべうたがありますが、そんなかぼちゃの種のお話を。

 

今年の春に友人が「スーパーで買ってきてお料理したあとのかぼちゃの種を蒔いてみたら芽が出てきたの!」ととても楽しそうに話してくれたので、わたしもやってみたくなり、同じようにかぼちゃの種を蒔いてみました。

 

するとわたしの種もすぐに芽を出し、すくすくと伸び始めました。深緑の光沢のある細長い葉がどんどん出てきたのですが、よく考えるとかぼちゃの葉は大きな丸みを帯びた形で表面に軟毛があるはずです。たくさん出てきた葉はかぼちゃというよりみかんなど柑橘系の植物のものに似ていました。

 

疑問を抱きながら、きっと大きくなったら何か判明するに違いないとせっせと水をあげ続けていると、今度はそこにアゲハ蝶がやってきました。その時はきれいだなぁとうっとりと見ていたのですが、実はアゲハ蝶は産卵に来たのでした。10匹のはらぺこ青虫はすごい食欲で、あっという間にすべての葉を食べ尽くし、謎の植物は茎だけになってしまいました。

 

今アゲハ蝶の赤ちゃんたちは蛹になり蝶として飛び立つ日を静かに待っています。わたしはすべての蛹が無事蝶になれますようにと見守りながら、謎の植物はこの子たちの為に芽を出したのかなぁと命のつながりについて考えています。

 

(エコチル京都UC/スタッフ M・K)

 

2021年11月12日更新