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メルマガ ほっとひと息「お留守番」

 こんにちは。我が家の二人の娘たちが小学生だったころ、私は自宅近くの会社で働いていました。ある日、当時1年生だった下の娘から、切羽詰まった声で職場に電話がありました。「お母さん、ツバメがいるねん。」事情がよくわからないまま、とにかくいったん家に帰らせてもらいました。玄関を開けて娘たちの部屋に行くと、ツバメが一羽部屋の中を飛び回っていました。出られるところがなく、ツバメもパニックに陥っているのか、あちこちぶつかりながら羽をばたつかせていました。朝、窓を開けていた時に中に入ってしまったのでしょうか。外でみればかわいいツバメも家の中でみると、なかなか怖い。窓を大きく開けて出て行ってもらいました。フンだらけになった部屋を掃除して、布団カバーを洗濯機にほり込み、慌てて職場に戻ったのでした。1年生の娘は、家に帰ってきたらツバメが机の上にとまっていたことにびっくり!後から帰ってきた4年生のお姉ちゃんに訴えたら、姉は「置物とちがうん?」と言ったとか。

 何かあったら電話しなさいと言って、職場の電話番号を伝えてはいたものの、携帯電話がまだそれほど普及していない当時、家の電話から会社に電話をすることは、小さな娘にとってとても勇気のいることだったと思うのですが、よほど怖かったのでしょう。よく電話できたね、とほめてやりました。ツバメを見ると、今も思い出す出来事です。

(エコチル京都UC/スタッフ H.I)

 

20190911更新