私には中学生1人と小学生2人の子どもがいます。生きものを飼う余裕もなく日々に忙殺されていましたが、昨年の終わりごろより、手のひらサイズのカメを3匹飼い始めました。はじめは目新しさからカメのお世話をしていた子どもたちも、年が明けるころにはすっかり存在を忘れていました。暖かくなるとカメが活動を始め、えさの取り合いをしたり、甲羅の上で重なって居眠りをしたり、よく動くようになりました。 水槽の重さと大きさを考えると、子どもには無理かと諦めて、冬の間は私が一番暇な末娘と水槽の水を替えていましたが、春になりカメの活動が活発になるにつれて水槽の水替えを頻繁にしないといけなくなり、私と末娘だけでは間に合わなくなりました。上の子どもたちにも手を借りるようになると、駐車場でカメの散歩をさせながら、遊び感覚で水槽の水を替えてくれるようになりました。
今では三兄妹だけでカメの世話をするようになり、食卓でもカメの話題がのぼり、カメは我が家の人気者になりました。 生きものを飼うことの楽しさと大切さをあらためて感じたと同時に、子どもは親が思う以上に様々なことができるようになっていることに気づきました。これからは、もっと子どもに任せてみようと思っています。
(エコチル京都UC/スタッフ M・D)
2016年6月6日配信