おとなも子どもも、どこかがかゆいと眠れなかったり、イライラしたりすると思います。そういうときに役立つ、かゆみを軽減/予防するヒント(アメリカ皮膚科学会推奨)をお教えしましょう。
① 冷湿布や氷嚢を5-10分または、かゆみが引くまで当てる。
 ② 保湿する。添加物や香料を含まない保湿剤(私のおすすめはワセリン)を選ぶ。
 ③ 入浴やシャワーにはぬるめの湯を使い、時間は10分以内にする。
 ④ 刺激を最少にするため、せっけんやローションは無香料で刺激になる化学物質を含まないものを使う。(穏やかに洗う:私見)
 ⑤ 衣服は木綿製で身体を締めつけないものを選ぶ。
 ⑥ 極端な気温の変化を避ける。家の中では、比較的涼しく適度な湿度のある環境を保つ。
 ⑦ かゆみはストレスで増悪するので、ストレスをさける。
 さらにもう少し私見を追加すると、
 ⑧ かくとますますかゆくなるので、かゆくなったら早めに上の①や②、かゆみ止めの薬を塗ったりしてかゆみをおさえ、楽しいことをして気をまぎらわす。
 ⑨ 布などでかゆいところを覆ってボリボリかけなくする。
  お役に立てば幸いです。
 (エコチル京都UC・小児科医/呉 東進)
2017年4月17日配信