エコチル どすえ＠京都

　寒いですね。 寒さが増してくると気になるのがお肌の乾燥。カサカサしたり、かゆみが出たり、冬はトラブルに悩む方も多いのではないでしょうか。

　今回は、子どもの乾燥肌対策についてです。子どもによって、お肌の状態はさまざま。ケア不要でトラブル無しの子もいれば、年中乾燥しがち、という子もいます。

　カサカサして気になるようでしたら、保湿剤で軽減できます。 保湿剤は一般的に、①ワセリン②へパリン類似物質(ヒルドイドなど)がよく使われます。どちらも市販されています。薬局店舗で薬剤師さんに相談なさったら、成分を確認していただけるでしょう。また、皮膚科や小児科の先生に相談して処方いただくのもよいでしょう。

　肌の乾燥の程度を見ながら、本人の肌にあった使い勝手のいいものを選ぶことが重要です。 ワセリンは一番保湿効果が高いのですが、べたつくため使用感が嫌いな方もありますので、ヘパリン類似物質配合のクリームやローションの方が使いやすいこともあります。冬はワセリン、春・夏はローションなど季節に応じて変えた方が使いやすいこともあります。

　また、入浴時に熱いお湯で肌を洗いすぎることも、乾燥肌トラブルの一因と言われています。思い当たられることがありましたら、気をつけてみてください。

　ではでは、みかんを食べて、お外で遊んで、寒い冬を乗り切りましょう！

（エコチル京都UC・内科医／金谷 久美子）

20160201配信