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メルマガ 子育て情報 「吃音」

 ご自身に吃音があり、吃音専門外来をされている菊池良和先生の本で、吃音について勉強しました。
(1)吃音は、言葉の発達の盛んな2~4歳に始まることが多く、頻度は100人に5人くらい。
(2)幼児期は「ぼ、ぼ、ぼくは」のような「連発型吃音」がほとんどで、思春期以後は「・・・・・・・ぼくは」のような「難発型」が多い。
(3)吃音の原因はまだ特定されていないが、子供の性格・気質・母親の精神状態は、吃音の発症に関係がない。
(4)吃音によるいじめなどがなければ、長じるにつれ、軽減・消失してゆくことが多い。
(5)幼児は自分の吃音に気付いているので、適切な時期に適切な方法で本人に吃音であることを教えて、オープンに話してゆくほうが良い。滑らかに話せたときに「滑らかに話せていてよかったよ」と誉めて良い。
(6) 聞き手は、急かさず、ゆっくりと聞く。また、「ゆっくりと」「深呼吸して」など話し方のアドバイスをしない。
(7)真似をされたりからかわれることがないように、家族・先生で協力して対策・配慮が大事。専門の言語聴覚士に相談もお勧め。
(エコチル京都UC・小児科医/宮嶋 智子)

2017年2月20日配信