黄砂やPM2.5の健康影響の研究をしています。
高度成長期と今で大気汚染の数値を比べると、その違いの大きさに、本当に驚嘆します。私たちの親世代が頑張って、空気をきれいにする努力を積み重ねてきたんですね。市民は住民運動を起こし、行政は規制し、メーカーは排気をきれいにする努力を重ねて。
努力の動力源はきっと、子どもを思う親の気持ち。
「この子たちに、健康に幸せに生きていってほしい」
その思いは、きっと今の私たちと一緒だったんじゃないかな。
私たちの子ども達が大きくなって子育てをする頃に、親の世代が皆で頑張ってこんな世界にしてくれたんだなって思ってくれる瞬間が一度でもあったら、嬉しいな・・・。
そんなことを思う今日この頃です。(^-^)
(エコチル京都UC・内科医/金谷 久美子)
2017年6月26日配信