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メルマガ 子育て情報 「子どもの権利条約」

 今日は、「子どもの権利条約」についてお話ししたいと思います。
 「子どもの権利条約」は、国連で定められた国際条約です。1989年に採択され、現在では196の国と地域が締結しています。18歳以下の子どもの権利を定めた条約で、大きく分けて「生きる権利」「育つ権利」「守られる権利」「参加する権利」の「4つの柱」があります。
 「生きる権利」とは、戦闘や飢餓などの状態から守られるのはもちろんのこと、防げる病気などで命をうばわれないこと、また、病気やけがをしたら治療を受けられることなどを指します。「育つ権利」とは、教育を受けたり、休んだり遊んだりできることや、考えや信じることの自由が守られ、自分らしく育つことができることなどを意味します。「守られる権利」とは、あらゆる種類の虐待や搾取などから守られることで、障がいのある子どもや少数民族の子どもなどはとくに守られるべきであることなどを定めています。「参加する権利」は例えば自由に意見をあらわしたり、集まってグループをつくったり、自由な活動をおこなったりできることなどを指します。

 

 エコチル調査が貢献できるのはこのうち、「生きる権利」を強化することではないかと感じています。子どもたちがより生きやすい世の中を作っていくために、参加者の皆さまと一緒に微力ながら尽くしていきたいです。
(エコチル京都UC・特定助教/平林 今日子)

2016年9月19日配信