毎日暑いですね。お元気でお過ごしでしょうか。
お盆、お墓参りに帰省されている方も多いのでしょうね。おじいちゃんおばあちゃんの喜ばれる顔が目に浮かびます。
夏は、ぜんそくの子にとっては比較的過ごしやすい季節なのですが、ちょっと気をつけたいポイントがありますので、ご紹介します。
実は、夏には煙に関係してぜんそく発作が起きることが少なくありません。ぜんそくの子どもたちは気道が敏感になっていて、花火の煙などを吸い込むと強い咳込みや発作が起きやすいのです。また、線香の煙や、帰省で大勢の親戚が集まった際のたばこの煙を吸って発作を起こす子どもも見受けられます。その場では平気でも、夜中になって発作が出ることもあります。ご自身のお子さんがぜんそくでなくても、親戚にぜんそくのお子さんがいらっしゃる場合は、気をつけてあげてくださいね。
花火は、好きな子どもにとっては、他の子どもたちがしている花火を室内からガラス越しに見るのでは、とても我慢できないでしょう。常に風上にいるようにしながら、マスクをしたりしてできるだけ煙を吸わないようにして楽しむのが現実的な選択かもしれません。
どの子もみんな、元気いっぱい楽しい夏を過ごされる様、祈っております。
(エコチル京都UC・内科医/金谷久美子)