今日は「おなか」の話をお送りします。
赤ちゃんは横になってねていると、胸より「おなか」の方がふくらんでいるのが普通です。それは腹筋の発達が未熟なためで、哺乳や泣いたときに空気をたくさん飲みこむことも関係しています。
1歳を過ぎてくると、横になった姿勢でも、だんだん胸の方が「おなか」よりもふくらんできます。でも立位では、ずっと後の思春期近くまで「おなか」の方が胸よりもふくらんでいることがあります。なぜでしょうか。それは○○の影響なのです。立つと、その影響で「おなか」が下に引っぱられるのです。そう、答えは重力です。
私たちは普段、重力の影響をあまり意識しないで生きていますが、地球上に住んでいる限り、重力は私たちの体に大きな影響を及ぼしているのです。例えば、1歳半くらいまでの赤ちゃんの前頭部には大泉門という骨の間の隙間があって、皮膚の上からさわると隙間がわかります。この大泉門の状態は、赤ちゃんの姿勢によって変化します。
どう変化するのでしょうか。それは次回にお話します。お楽しみに。
(エコチル京都UC/呉 東進)
20140917配信