青葉が輝く心地良い季節となりましたね!
京滋でも緊急事態宣言が解除されましたが…なかなか厄介な新型コロナウイルス感染症にはまだまだ注意しながらの生活が続きそうですね。
これから学校や幼稚園が再開されていく中で、
「子どもの感染リスクは?集団生活は本当に大丈夫なの?」と疑問や不安をお持ちの方も多いと思います。
これまでの国内外の報告では、子どもの感染率は低く重症化も稀であるとされていますが、その理由はまだよくわかっていませんので、手洗いや密な接触を避けるなどの感染予防対策は引き続きしっかり行いましょう。
さて、感染予防対策だけでなく、生活環境の変化に伴い子どものこころやからだに変調をきたしていないかなど、子どもの安心、安全へ目を向けることも非常に大切です。
お子さんに、身体症状(頭痛、腹痛、食欲低下、眠れないなど)や行動の変化(攻撃的な態度や言動、過度に不安がる、急に泣き出すなど)は出ていませんか?環境の変化に対してストレス反応を示すのは正常なこころの反応と考えられますが、対処は必要です。
親も子もリラックスできる時間を作ると、子どもの気持ちを受けとめやすくなると思います。小児科学会のHPにも具体的な対処法等が公開されていますので、よろしければご参照ください。
しばらく自粛生活が続き、体力の低下を感じておられる方が多いのではないでしょうか?事故や怪我など、くれぐれも気をつけてくださいね。皆様とお会いしてお話できる日が早く来ることを楽しみにしています!
以下小児科学会のHPより「一般の皆様へ」
http://www.jpeds.or.jp/modules/activity/index.php?content_id=333
エコチル京都UC 小児科医 丹羽 房子
2020年5月24日更新