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祭りだ、祭り!

京都の7月といえば祇園祭です。「動く美術館」といわれる、壮麗な山鉾が町中を練り歩く17日の「山鉾巡行」が有名でハイライトではあるのですが、祇園祭は7月1日から始まって31日まで、神社で神事があったり、おみこしが出たり、夜中に踊りの行列が出たりと、なんだかんだで1ヶ月間続いています。江戸っ子の私には生来の「祭り遺伝子」がありますので、スケールのでかい祇園祭にどっぷりつかることができてうれしいです。

京都で暮らして6年になりますが、7月上旬、商店街に駒形提灯がつるされて祇園囃子のコンチキチンが流れると、お祭りぶんちゃんの血が騒ぐのと同時に、「今年も無事に祇園祭りを迎えられてよかったな」と感じるようになりました。「京都人度」が高くなってきたということでしょうか。

祇園祭りの楽しみの一つは、昨年、よ。た。先生が書いてくださったように、32基ある鉾や山が巡行前の数日間、それぞれの町会所で懸装品やご神体を飾りつけて縁起物を授ける「宵山」を見て歩くことです。それぞれの山や鉾には物語があり、御利益も家内安全や立身出世、良縁や安産の祈願などいろいろですし、ちまきについているお札や飾り物も違いますので、お目当てのものを授かりに行きます。

 

ちまきのあれこれ:左から浄妙山(勝運)、占出山(安産)、霰天神山(火除け)

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私は今年は、子どもの成長に御利益のある「八幡山(はちまんやま)」にお参りしました。町会所では、浴衣を着た女の子がわらべうたを歌いながら、ろうそくやお札を授けていて、かわいらしいです。ちまきは、エコチル・キッズの健やかな成長とスタッフの健康をお祈りして、ユニットセンターのドアの頭上に飾りました。 (KS 20120730)

 

八幡山の町会所とちまき

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山鉾巡行:写真は南観音山