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第2回エコチルカフェ開催(木津川)

11月30日(金)木津川地区で第2回『エコチルカフェ』を開催しました。  

今回は、産婦人科医 江川美保先生(エコチル調査 京都ユニットセンター特定助教・京大病院産婦人科「女性健康管理外来」担当医)をお迎えし、「妊娠・出産を語り合おう~お母さんと赤ちゃんが一緒につむぐ物語り」をテーマに、参加者のみなさんと妊娠・出産体験を語り合いました。

和やかな雰囲気の中、みなさんほどよくリラックスされているご様子でした。

体験談を話しても良いと思ってくださる方にお話ししていただくスタイルでしたが、みなさん快く引き受けてくださり、お集まりいただいた方全員から、たくさんの物語をお聞きすることができました。  

「出産は何人産んでも、それぞれの子でそれぞれに違う。」これは2人以上の子どもを 持つお母さんの出産の感想。私も2人の男の子の母としてしみじみ共感しました。

「分娩の時に夫はあまり役にたたない。」なる一言もあり、みなさんの笑いを誘っていました。 私も同感。・・・まだ冷え込みが残る3月の深夜、『破水』からお産がはじまり、着替えもままならず病院へ向かう車の中、薄着でぶるぶる震える私の横で、緊張しながらもきっちりと自分だけダウンジャケットを着込む夫の姿を思い出しました。そのあと夫は、陣痛のあいだ、休まずにずっと私の手をにぎっていてくれたのですが・・・やっぱり目に浮かぶのは、どうすることもできずオロオロしていた夫の姿です。  

初めて・2人・3人の出産をされた方や、今から2人目のお子さんの出産をむかえられる方、それぞれが持っている妊娠中の想いや出産エピソードを語り、聞く。指摘や助言をすることなく、相手の語りを聞く。新鮮に感じたり、共感したり、自分の出産の時のことをありありと思い出したり、気がつけば自分自身の妊娠・出産に向き合っている、そんな時間が持てました。

江川先生からは、『待つ』・『耐える』・『引き受ける』・『委ねる』・『信じる』この5つの 言葉は育児の過程で乗り越えないといけないことだけれど、実は妊娠・出産の過程で、すべて経験し、乗り越えているというお話がありました。 日毎にやりにくくなっていく思春期の息子を持つ私にとっても、心に響くお話でした。 『“子育て”のうえで必要な、この5つ言葉を実践することはなかなか難しい。でも私は忘れてしまっていたけれど、すでにそれを一度乗り越えていたのだから、何度でも乗り越えられる!』そんな気持ちになれました。

これからの“子育て”は、時期々で迷ったり、悩んだり・・・いろいろなことがあるけれど、出産というものと向き合ったこの日のことが、今回お集まりいただいたみなさんの心の支えになればうれしいです。

エコチルカフェは、今後もエコチル参加者のみなさんが気軽に集まれて、すてきな時間を過ごしていただけるような企画を練ってご案内をさせていただきます。 寒い時期はお休みさせていただきますので、次回は4月頃を予定しています。しばらくお待ちくださいね。

(nn 20121220)