私が幼児の頃の話ですが、水が怖くて毎日のシャンプーが大嫌いでした。自分はひたすら目をぎゅっとつぶるだけで、母にシャンプーをしてもらっていました。イザっという時に顔を拭けるように、手の届くところにきれいなタオルを置いて、
「タオルにシャンプーをとばさないでね。途中でつらくなったら声をかけるから助けてね。」
と訴えながらのシャンプーだったので、母は大変だったと思います。
夏になると、夏休みを利用して両親に海水浴へ連れて行かれるのですが、泳ぎたくない私は浮き輪を隠して抵抗することもありました。
あるとき、両親に勧められ、姉と一緒にスイミング教室へ通い始めました。それからは、次第に泳げるようになりました。初めて水中で目を開けて泳げた時は、日差しが水に差し込んできらめいていました。時々、母がバスと電車を乗り継いでプールへ連れて行ってくれるようになり、親子で水遊びを楽しみました。
何がきっかけで水への恐怖心がなくなったのかよくわかりませんが、慣れるというのは大きいですね。今でも水が怖かった頃の気持ちは思い出せるので、あの頃の私に「怖くなくなるよ。」って声をかけてあげたいと思います。
みなさま、安全第一で夏の休暇を満喫なさってください。
(エコチル京都UC/スタッフ N・O)
20180806配信