長男を出産した時に、出口の見えないトンネルに入ったような気がした私ですが、トンネルの出口は確かにあって、二男一女の子育てはとうに終了しました。年子の兄弟とその3歳下に娘を抱え、怒濤のような日々を送っていたことも、今では懐かしく思い出されます。
先日、長男が6か月の孫に絵本の読み聞かせをしていました。私が子どもたちに読んでいた絵本を、長男が自分の子どもに読み聞かせていたのです。一気に二十数年前にタイムスリップしたかのような、不思議な感覚に襲われました。
息子達の育児を見ていて、昔の子育てとは違うことがたくさんあるのに気づきます。離乳食の進め方しかり、虫歯菌のことしかり、除去食しかり。科学的な根拠があり、変わってしまったことも多いようです。今の子育ても、一世代巡るとまた変わることがあるでしょう。そして何よりエコチル調査でわかったことによって、子育ての常識や方法が変わる日が来るかもしれません。
でも、よい絵本は昔も今も変わらないようです。パパの膝の上で絵本から目をそらさない孫を見ていると、よい絵本をいっぱい読んでもらって、感性豊かな子に成長して欲しいなあと願うばあばなのでした。
(エコチル京都UC/スタッフ Y・H)
20181001配信