わが家の窓から、黄色い帽子をかぶりランドセルを背負った小学生が、学校へと行列していく姿を見ることが出来ます。わが子は、ランドセルを背負う時期を過ぎ今や夫と二人暮らし。
ある朝、さっきまで小学生の声が聞こえていた集団登校の集合場所におりていくと、既に子どもたちは学校に出発し何もなく静まりかえっていたはずが、あれっ? ポツンと壁際に残された鍵盤ハモニカ。
誰か置き忘れて学校いっちゃったのかしら。持ち主の子、忘れたことに気づいたかな。いや音楽の時間まで気づかないのかな。困ってないかな。朝からいろいろと想像します。
お母様のお手製のカバンに入った鍵盤ハモニカ・・・。そういえば我が家の次女は小学生のころ、そういう子でした。いやいや高校生になっても弁当袋だけ持って、教科書の入ったリュックを忘れて家を出た経験すらあります。娘を送り出し振り返ったリビングに置き忘れられたリュックサックを見つけたときの私の気持ち。
くだんの小学生のお母様、お出かけになる前に集合場所の鍵盤ハモニカに気づかれたでしょうか。見つけたときのお気持ち分かる気がします。
子育て中にはがっかりすることもありますよね。がっかりの連続だったりします。でも大丈夫。大丈夫ですよ。怒る前には深呼吸をね。
(エコチル京都UC/スタッフ H・K)
20190508配信