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メルマガ 子育て情報「夜泣きの話」

 全国各所に「夜泣き地蔵」があるように、赤ちゃんの夜泣きの問題は古くから悩みのたねでした。今の時代もご両親が精神的に参ってしまうほど、深刻なケースもみられます。
 真夜中に泣く赤ちゃんを抱っこしたり、オッパイをあげたり、多くのご家庭では、あの手この手を尽くしていらっしゃると思います。確かに一時的に泣き止みますが、きっとまた泣くでしょう。何度も繰り返すうちに赤ちゃんは「泣いたらもらえる、オッパイに抱っこ♪」と学習してしまうようなのです。
 数年前の米国の小児科専門誌に、graduated extinction(段階的放置法。乳児が泣いても何分間か放置し、徐々に放置時間を長くするやり方)が効果的で、対照群に比べ入眠時間は早くなり、夜間覚醒が少ないという報告がありました。添い寝が一般的な日本ではちょっと難しい話です。しかしながら、「夜泣きには必ずお世話が必要という訳ではないですよ」というメッセージにはなるかも知れません。
 また経験上、夜間授乳の多い場合、生後半年過ぎたら、早めに断乳をしてみるのも、夜泣きには効果的です。エコチル キッズのお母さん方には過ぎたお話かもしれませんが、悩んでいる親御さんがいらしたら、少しでも楽な気持ちになっていただけたらと思います。
(同志社大学赤ちゃん学研究センター・小児科医/渡部 基信)
20190626更新