新型コロナウイルスの影響で、保護者の皆さまは大変なご苦労をされていることと思います。
仕事は休めないし、子どものストレスはたまるし…ご心配は如何ばかりかと思いますが、子どもさんやご家族の健康を守るため、皆でがんばりましょう。
話は少し違いますが、当たり前の生活ができなくなって初めて、普通のくらしのありがたさを再認識したことがあります。
私は、娘が小さい頃、勉強もしつけも、親の理想の子どもに育てようと必死でした。娘にとって、私は怖い存在でしかなかったと思います。その子が中学生の時、病気で学校を長期欠席し、勉強もついていけず自暴自棄ぎみになり、私が勝手に思い描いた理想はガラガラと崩れていきました。
しかし、病気になったことで、普段通りに生活できることがどんなにありがたいことかを痛感しました。“娘の存在そのもの”が何よりも大切なことを知り、ありのままの娘のすべてを受け入れると、娘との関係も良好になり、今ではお互いに信頼しあえる存在です。
辛い経験をしたからこそ、ちょっとしたことで幸せを感じることができるようになりました。
現在、グラフィックデザイナーとして働いている娘は、先日、結婚式を挙げました。美しいウエディングドレス姿を見ると感無量でした。
一日も早く、コロナウイルスが終息して、普段通りの生活が戻ってくることを願っています。
(エコチル京都UC/スタッフ S.K.)
20200311更新