夏休みも終わりに近づきましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
我が家の庭先には、震災後の宮城から種を譲り受けたひまわりが、大輪の花を咲かせています。
8月といえば、ひまわり、かき氷、風鈴と、様々なイメージが思い浮かびますが、広島で10数年を過ごした私にとっては、いつの日か8月=平和を考える月、となりました。
今年も76回目の原爆忌と終戦記念日を迎えました。
8月6日の広島市長の平和宣言の中では、被爆後に子どもを産んだ方の体験が引用されていました。自分のことよりも、子どもへの影響を思い、悩み苦しんできた様子が語られていました。
広島の式典では毎年、小学6年生の代表が「平和への誓い」を発表します。「本当の別れは会えなくなることではなく、忘れてしまうこと。」との言葉に胸をうたれました。
コロナ禍で、現地を訪問することは難しい昨今ですが、各地の資料館、博物館のホームページを見ると、子ども向けに分かりやすく説明されたページがあったり、動画を見ることができたりします。また、お子さんの年齢にあった本や映画も様々ありますので、一緒に学んでみたいと思われたら、ぜひ、探してみてください。
(エコチル京都UC・特定助教/平林 今日子)
2021年8月20日更新