エコチル どすえ＠京都

コロナ禍の影響でしょうか、夏休み明け、学校生活にかかわる相談が私の元へも来ています。様々な悩みを抱えているお子さんが集団生活に躊躇してしまうこと、小児科医として何ができるのか、日々、自問自答しています。私がこれまで接したお子さん達から学んだ「基本だけれど、大切なこと」をお話しします。

①生活リズムを維持しましょう。就寝、起床時刻の乱れが子ども達に与える影響は良くないことばかりです。早寝早起き、朝ごはん。体力維持が何よりも大切です。

②ネットやゲームはルールを決めて。ネットやゲームは生活リズムを最も狂わす要因です。大きくなると大人の言うことは聞かなくなりますから、早い時期にご家庭で絶対のルールを決めておいてください。

③お子さんの応援団を積極的に作りましょう。学校の先生、お友達、スポーツクラブのコーチ、小児科の先生、近所のおじいちゃん、おばあちゃんなど、さまざまな形で、お子さんを見守ってくださる人が一人でも多く周りにいるといいですね。

④子ども達が学校へ行けない時は、その自分を残念に思い、自尊心は傷ついています。ご両親がいつもと同じ態度で接していただけたら、子ども達はどんなに安心かと思います。どうかご両親もご自身を責めたりせずに、ご家族皆さんで生活リズムを整えて過ごしていただくことが良いと思います。

（同志社大学赤ちゃん学研究センター・小児科医／渡部　基信）

2021年9月24日更新