来週1月24日は、「教育の国際デー」です。「国際デー」とは、国連によって宣言された記念日であり、特定の日にテーマを設定することによって、その問題について考え、行動することを促すものです。
「教育の国際デー」は、2018年末に制定されたばかりの比較的新しい国際デーです。世界の平和と発展における教育の重要性を称えるため制定され、今年で4回目を迎えます。
紛争や貧困に加え、パンデミックによって、世界中の子どもたちが学校に通えない日々が続いています。休校によって、児童婚や児童労働などの被害にあう可能性も高まっています。一度休校してしまうと、その後再開することが難しい地域もあります。子どもたちを守るためにも、一日も早い終息を願うばかりです。
教育はSDGsの目標4「質の高い教育をみんなに」にも掲げられています。日本の達成度は評価が高いですが、教育格差につながる「子どもの貧困対策」や、「『持続可能な開発のための教育』の促進」など、課題もあります。また、この目標4には、「みんなに」との言葉が示すように、子どもたちだけでなく、私たち大人が生涯にわたって学ぶ機会を得られるようにすることも含まれています。
「国際デー」は現時点で170以上制定されています。お子さんと一緒に「今日は何の日?」と調べてみるのもいいかもしれません。
(エコチル京都UC・特定助教/平林 今日子)
2021年1月21日更新