つい先日まで「夏日」が続いていましたが、朝晩はようやく秋らしい陽気になってきました。皆さま、寒暖差に体調を崩されてはいませんでしょうか。
世界的な猛暑となった今夏、各地で最高気温の記録が塗り替えられたり、山火事が相次ぐなど、「気候変動対策」が地球全体にとって喫緊の課題であることが改めて浮き彫りになりました。
気候変動やその結果生じる災害時、世界の貧困層の多くを占める女性が、男性より影響を受けやすいことが分かっています。たとえば「水くみ」や「まき集め」は多くの場合女性の仕事で、干ばつや山火事が起こればより遠くまで探しに行かなくてはなりません。子どもも学校に通うことができなくなり、(家事を含む)労働の担い手となる場合があります。これらのことから、2015年の国連気候変動枠組条約締約国会議(COP21)で採択された「パリ協定」の前文には、女性や子ども、先住民や移民、障がいをもつ人々など、影響を受けやすい人々への配慮の必要性が明記されています。
子どもたちが生きる未来に負担を先送りすることのないよう、私自身も身近な気候変動対策に取り組んでいきたいと考えています。たとえば、全国地球温暖化防止活動推進センター(https://www.jccca.org/) や、環境省の「COOL CHOICE」(https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/) などのページが参考になりそうです。
(エコチル京都UC・特定講師(社会学)/平林 今日子)
2022年9月30日更新