季節は秋になりましたが、この夏に我が家で起きた、スイカ事件をお送りします。
上の娘はスイカが大好きです。美味しそうに食べるので、今年は作ってみよう!ということになり、ホームセンターで「小玉スイカ」の苗を購入しました。そして、家の敷地のすみっこに地植えされたすいかは、収穫の日を待つことになりました。
ところが、待てど暮らせど実がなりません。そんなある日、家族が「ウリが実っている」と言い出しました。私は、スイカにも線のないものも、長細いものもあるから大丈夫だよ!と言って聞き流していました。
それから数日後、何気なく様子を見に行くと…とてつもなく巨大で薄緑色の、のっぺりとした何者かが鎮座しています。これはスイカではない!と直感し、あれこれ調べてみると、「かんぴょう」だということがわかりました。スイカのはずが、かんぴょう?よく見ると葉っぱもなんだか違う…!
そこで種苗会社に確認したところ、スイカ苗を強くするために、より強いかんぴょうの苗にスイカの苗が接がれているため、若いうちに出てくる芽を摘まないと、かんぴょうがスイカに勝ってしまうというのです。
そんなことで、小玉スイカは跡形もなく消滅し、大きなかんぴょうが残されました。くるくると削いで干されたかんぴょうは、いつか食卓に出てくることでしょう。
あまりにも驚き、植物の面白さを学んだ夏になりました。
(エコチル京都UC/スタッフ M・N)
2022年10月14日更新