京都ユニットセンターでは、初の企画として、エコチル調査にご参加くださっているみなさまにエコチル調査の研究や成果について対面でお伝えする「2023年度 成果報告会」を開催しました。
木津川・長浜・京都、それぞれの地区で開催し、ご参加くださった方々から多くのご感想を頂戴しましたので、報告会の内容と共にご紹介いたします。
木津川
2/17(土) 13:30〜15:00 同志社大学赤ちゃん学研究センター: 【1】【2】
木津川では、お子さまのための折り紙や音の聞こえの体験コーナーを設け、3歳から小学5年生まで年齢や性別の異なる5人のお子さまが仲良く遊び、とても楽しそうでした!
長浜
3/2(土) 13:30~15:00 さざなみタウン 和室: 【2】【3】【4】
長浜では和室での開催であり、小さいお子さま連れの参加者さまが喜んでくださっていました。時折そのお子さまから、演者の発表を聞いているかのような相槌が入り、とても和やかな雰囲気の会となりました。
京都
3/9(土) 13:30~15:00 京都大学大学院医学研究科分子棟1階会議室: 【2】【3】【4】
残念ながら体調不良でのキャンセルがあり、少数での開催となりましたが、いずれの演者にもご質問いただき、会の終了後もお話を楽しまれてご満足いただけたようでした。
木津川
【1】 音の聞こえの調査がめざすこと ―子どもは大人と同じように聞こえている?―
同志社大学赤ちゃん学研究センター 加藤正晴
- 音の聞こえが苦手な子に対して、どのようなサポートを目指しているのかを知りたいと思いました。
- 選択的聴取がまだまだ苦手な子ども、テレビやゲームをしている時に大事なことを言っても通り抜けるだけだったかもしれないですね。伝え方に気を付けようと思いました。
- お話を聴かせていただき、普段子ども達の声のかけ方を見直してみようと思いました。
木津川、長浜、京都
【2】 黄砂やPM2.5のアレルギーへの影響
京都大学大学院医学研究科 金谷久美子
- ビタミンDが太陽にあたってできると知れたのでよかった。意識したい。
- 花粉症持ちです。黄砂やPM2.5情報、もう少し気にしたいと思います。寒さが苦手なので、食べ物からなるべくとります。
- 黄砂や花粉、PM2.5に家族みんな反応していると思います。お話を聞いてより身近に感じました。先週、花粉が飛び始め、鼻の症状からはじまり、のどの炎症に徐々にひろがっていったように思います。
- 子どものアレルギーはやはり気になります。環境や食べ物に気をつけてあげたいです。
- 季節による違い、花粉症既往の有無によるpm2.5への反応の違いなど、興味深くお聞きしました。
- 長年、子どもも自分もアレルギーに悩まされていて、興味のある内容でした。
- ビタミンDが症状を和らげるかも?など薬以外で予防、食事で改善できるならうれしい情報(研究成果)だと思いました。
- 日常でできるアレルギーへの影響を軽減する方法が聞けて良かった。
長浜、京都
【3】 コロナ禍における親子のコミュニケーションについて
京都大学大学院医学研究科博士後期課程 山下恵
- 自分も参加した研究だったので、結果・まとめが聞けて良かった。
- 子どもの心理的負担の内容についても知ることができた。このコロナ禍で大人が強いてしまった子どもへの負担。これからも注視していけたらと思いました。
- 調査の子どもと自分の子を比較して、コロナ禍で起きたことを振り返る機会になりました。
- マスクがおよぼす心理的影響も知りたいと思いました。
【4】 女性の就労と子育てについて
京都大学大学院医学研究科 平林今日子
- 就労女性の回答から言葉を抽出して、図にしたもの、激しく共感しました。
- 働いている人とそうでない人の子育ての悩みのポイントが異なることが明らかになったことは、女性が抱えている問題の解決方法も一つでない視点が必要なのだとわかった。
- 日頃から気になっている身近なテーマ、就労に関するデータを見て参考になりました。
- 子育てをする母親と就労、何を悩み苦しんでいるのかを知ることができた。世界基準で日本のジェンダーギャップ指数が低いことなど興味深く、いろいろ考えさせられた。
- データから見る黄砂やPM2.5の対策方法や、女性の就業と子育てについてのワードを拾い上げた分析方法についても、知らないことだらけで終始唸りながら拝聴しておりました。
いずれの地区でも、ご参加くださった方々は積極的にご質問されて、とても興味深く聞いてくださり、終了時間が少しオーバーしたほどでした。
ご出席いただきましたみなさま、お忙しい中、お時間を作ってくださいましてありがとうございました。アンケート結果につきましては今後のイベントの参考にさせていただきます。
今後も調査に参加くださっているみなさまにエコチル調査に参加して良かったと思っていただけるよう研究や成果についてわかりやすくお伝えする機会を作っていきますので、次回もご期待ください!
2024年4月2日 更新